児童虐待と賃貸物件と緊急解錠

| コメント(2) | トラックバック(0)

お久しぶりです。
お盆休みまえに夏のご挨拶を仲介業者さんにしてきました。ダンナと手分けして……何軒行ったかしら^^;
プラス同業者の勉強会でペンキの講習、電気の講習、臨時で入った狂言のお稽古……。ちょっとふらふら^^;

さて、大阪の乳幼児遺棄致死事件。
これに限らず、安否確認が必要とされるとき。児童に限らず高齢者もそうです。

賃貸物件であれば、裁判所の許可を待たず解錠できます。
賃貸契約上、貸主(または貸主から委託を受けた管理者)は、緊急時であれば賃借人の許可なしで解錠入室できるからです。(事後通知は必要)

災害・火災等を想定した条文なんですが、実務上は安否確認にも適用います。
残念ながら、緊急解錠したときは「孤独死」ということが多いのですが、人命が助かり、事故物件にならずに済む。そのための安否確認をお断りする理由はどこにもないんです。

職場や学校の方、非同居のご家族の要請で、緊急解錠したことはウチもなんどかあります。
不幸な結果もあれば、ひきこもってただけ(でも放置するとコレも危ない)のこともありました。

安否確認を貸主だけで開けるということはありませんが(やる人もいるけど、無事な賃借人とトラブルになりやすい)、本人から届出のある関係者または警察に立ち会ってもらって解錠します。

通常の安否確認では、まず本人(法人契約で、入居者連絡先が把握できていなければ法人)に電話をします。連絡がとれれば無事という判断。
ここで「元気だよ」って言われちゃうと、
「貸主・管理が警察を呼んで解錠する」ことはできません。
逆に言うと、1ヵ月ほど連絡がとれない状態が続き、関係者に聞いても所在がしれない。そんな時は要請がなくても貸主・管理の判断で警察立会の上、解錠、はやろうと思えばできます。

「児童相談所等の公的機関が入居者の安否確認をする場合、当該機関の要請・立会で解錠」
はやります。できます。警察や消防からの要請に準じた対応をします。少なくともウチは。

住民票が動いてなくても、貸主・管理は入居者名簿を持ってます。(不備もあるけど^^; 原則持ってる)。こちらのヤル気があれば、賃借人さんの権利を侵害しない範囲で、普段のお部屋の見守りをすることもできます。

だって、管理者わかんない、なんて言わないでください。
登記簿とってオーナーに聞く、までしなくても、多くの物件は掲示板みればわかります。
相談所得意の聞き込みすれば確実にわかるでしょう。

業務が大変、ということであれば、お声かけさえあればリスト作りに協力する管理者は多いともいます。

大阪市が消防との連携を言ってましたが、消防にドア壊させる前に、こっちに連絡ください……。
連絡がつかなくて、とか、連絡したけど間に合わないから壊す、やったらいいんですが、連絡する発想がないのは堪忍!


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.o-yasan.jp/mt/mt-tb.cgi/1359

コメント(2)

私自身も、判らない点が多かったので、お書き頂いたことで随分とはっきりしました。

聞くところによれば、児相所の職員は様々な事例を抱えているので、一つの事例には長く関われない。
とは言え、命の危険が伴うような場合に、対応するべきルーティンはあるだろうという疑問です。 管理会社に連絡して解錠をして貰うことがなぜ出来なかったかが不明でした。
お書き頂いたことで、少なくとも管理会社サイドでは可能だったのだと思います。 少なくとも相手にリスクが高い状態であることを伝えれば、管理側も大家も大問題でしょうから協力しない訳がないと思います。
となると、「緊急時である」という意識が欠落していたのでしょうね。 こうした判断は、経験も必要かもしれませんし、
多少のリスク管理の教育は必要とは思います。となると、単に手が足りないから他部門から廻ってきただけではすまず、最低限の教育が不足しているということが問題でしょうか。


>消防
会社で訓練をするので、消防署とは年に何度か話す機会があります。 自動ロックの強化ガラス扉には連絡先もありますし、緊急時の解除方法が記載されています。
但し、緊急時の解除方法が判らないと、消防も壊してはいります。ですから、付近に緊急時の解除方法を書くか、予め所轄にビル名と解除方法を届けておけば大丈夫と思います。
(地図に、データベース化されているようですね)


そんな時代だからこそ、危機管理の意識は重要だと思いました。

ものすごく遅いレスで申し訳ありません。

消防・警察・福祉・介護・民生委員……
普段接点があるのは消防だけです^^;
住居の場合、エントランスのオートロックの解除方法はもちろん届けてあるのですが、玄関ドアは管理を呼べなければ壊すことになります。
同業者の物件で119番でかけつけた救急隊員が、管理を呼ぶ間もなかったのか(実は呼ぶという発想がなかったらしいとの後日談)、壊して入った実例があります^^;
幸い上手な壊し方をしてくれたおかげで、ドアを交換する必要はなかったそうです。

リスク管理もさることながら、縦割りでなく横のつながりを利用する発想があれば、熟練とまではいかなくても互いのフォローができると思うのですが。。。。

コメントする

管理人

ヨメに来たら賃貸住宅のお世話がくっついてきた! 大家の立場で賃貸裏話を発信中!

最近のコメント

Photo

  • 2011 04 30_0016.JPG
  • xy3qi.jpg
  • 80tqm.jpg
  • 67806296.jpg
  • ua1wv.jpg
  • driwf.jpg
  • 2010 10 10_9697.jpg
  • _S8O0642.jpg
  • 2010 10 10_9694.jpg
  • _S8O0096.jpg

このブログ記事について

このページは、が2010年8月 9日 10:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「芦屋地獄谷」です。

次のブログ記事は「DIY講座」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。