道路に悩まされたアパート建設(3)

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建設予定地の、既存建物の軒と軒の間の犬走り。
これが2項道路だなんて......。

驚いて自分でも市役所で見せてもらいますと、確かに2項道路を示す赤い線が引かれています。

(ここでもセットバックか......)

ショックを受けていたのですが、そこへ設計士さんから、連絡がありました。

「やはり大丈夫でした!」

2項道路の指定は県がしています。そこで県庁で確認すると、道路そのものには「2項道路」の赤線が引かれているのですが、

「幅員1.8m以下の部分を除く」

という、但し書がついているのだそうです。

「手続きなし、というわけにはいきませんが、届を出せばいいそうです」

そういって出された紙には、『2項道路の廃止に準ずる』云々と書いてありました。但し書ついてるから2項道路じゃないけど、2項道路の赤線は引いてあるから廃止に準ずる手続きがいるとかで。
ああややこしい!

そして2項道路を廃止するには、その道路を使用している――すなわち道路に面している人全員の同意が必要なのですが、今回は町会長のみでよいそうです。

ほっと胸をなでおろしたのもつかの間。
この町会長さんのハンコがクセモノでした......。

「みんなこの道を通って、駅のほうへ行ってるんや」
「あんたンとこの土地やさかい、借家建てはること自体にどうこう言えんけど、住民の道は尊重してもらわないと」
「自転車は通れないと困る」

うちの私有地だということは、町会長もよくわかってはるのですが

「何十年も通ってきた道がなくなるのは、みなそう簡単に納得せーへん」

と、いうことだそうで。

何十年も、たって、それは単なる好意で! 権利ができるとかそんなわけでは!

「うん、だからこれは『お願い』なんやけどな」

「でも、ココ通れないとハンコくれはらへんのですよね。。。。」

「うん」

うっかり言い合いをしそうになるのを察したのか、設計士さんが

「なんとかよい案を考えますので!」

と、間に入りました。

設計士さん、本当にうまくやりました。

建物と駐車場の配置を調節し、以前のように一直線とはいきませんが、わずかな曲がりで自転車も通り抜けられるようにしたのです。

これなら、と町会長も納得。

「わしもな、黙って判を押す、というわけにはいかんのよ。ちゃんと地元のことを考えた、ということをわかってもらわんと、みな納得せーへんやろ」

と言いながらハンコを下さいました。
で、でもそのセリフを初めに言ってくれはったら、こっちも感情的にならないのに!

と、いうような経過で、なんとか道路づけの問題は解決し、無事にアパートが建ちました。町会長さんには今でもイロイロお世話になってます(^^)

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大家さんというのは結構苦労するものなんですね。
はじめて知りました。

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このページは、が2009年2月24日 00:07に書いたブログ記事です。

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