うちの物件をペット可にして、5年が経ちました。その中で、出てきた苦情で一番多いのは
「臭い」
です。
共用部の臭い。土の部分があるので、そこを排泄場所にするコがけっこういるようです。規約で禁止してるんですけどね......。特に梅雨の晴れ間の湿気の多いときなどは、むわん、とすることがあります。
してしまったときは、水で洗い流すのが一応のマナーでもありますし、規約でも水洗いを指導しています。飼い主さんもペットボトル片手に散歩してますが、まぁあれも気持の問題で(何もしないよりはいいんだけれど)、実効性があるかどうかは疑問が残るところです。気がついたときには消臭剤をスプレーしてますが、これも気休めにしかなりません。
屋内用の製品は多々あれど、屋外用の消臭剤はほとんどないのです。犬猫除けの薬品は市販されてますが、お部屋から外への通行ルートにあるのはペットにとって酷だろうと思います。
ただ、室内飼育に限ってペットを受け入れるなら、犬猫除けの薬品を共用部に使用するのは有効な対策になると思います。
なお、猫は特に土や砂の上でするのを好みますので、共用部から土・砂の部分をなくしてしまうのも対策の一つです。
一方で、一番危惧していた、
「無駄吠え」
に対する苦情は、皆無とはいいませんが、ごく少数でした。
インタホンに反応して吠えるコはけっこういますが、それはごく普通のことと、みなさま認識していただいてるようです。
考えてみれば、うちの物件に限らず、戸建の方中心にペットの多い土地柄。ペットのそういう行動にはみなさま慣れているのかもしれません。
無駄吠えの苦情が出た部屋は、ペットだけではなく、入居者個人への騒音苦情等も出ていましたので、吠え声に関する問題は、通常の騒音問題と同じく、近隣とのコミュニケーションの問題をとらえるのが正解のようです。
要望数としては少数ですが、配慮したいものが
「アレルギー対策」
犬・猫等のペットに反応するアレルギー体質の方、もときどきいらっしゃいます。
アレルギーは、ある日突然発症することもあるのが厄介なところです。他の入居者の方にご迷惑をかけないよう、ベランダでペットの体を洗ったり、グルーミングをしたりするのを規約で禁じているのは、このためもあります。
ペット飼育者のいる物件では、共用廊下や階段の片隅に、ペットの毛がたまります。それだけ共用部で毛が抜けているわけですから、掃除はこまめに必要です。
あと、みなさん気にしてないけど、私がとてもとても気になること。
「散歩のときにはリードをつけましょう!」
つけずに散歩してる人、けっこういるんですよね......。特に小型犬を飼育してる方。
ワンコ自身に悪気はないのはわかってますが、やはり苦手な人もいるし、なにか驚くことがあれば、思わぬ行動に出ることもあるので。外に連れ出すときはリードをつけてください......。
(2008年07月03日) 「大家さん読本」コラムに初出。

コメントする