七福神の門付け

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今日はえべっさんの日です。
関東では「酉の市」で商売繁盛祈願で熊手を求めはりますよね。
うちの地域では酉の市はなく、代わりに「十日戎」で福笹を求めます(熊手も片隅にあります・笑)
1月9日が宵戎、10日が本戎、11日が「残り福」。3日間の祭礼です。

さて、私の実家のすぐ近所に、戎社が付属した神社があります。
初詣に本殿に参る人より、十日戎に戎社に参る人が多く、きっと本殿の神さんは複雑なご心境だと思うのですが、祭礼の間、七福神の行列が出て、門付けに回ります。各家庭を回って、巫女さんが鈴を鳴らして福を授けて回ります。


昨日実家の近所の銀行に用があって行ってきましたら、ちょうど七福神の行列に行き会い、複雑な気分になりました。
この行列の門付け、割と虱潰しに回るんですよね。
来はったらなにがしかのお金渡さないといけませんし、七福神を追い返すのもナンですから、ありがた迷惑なところもあるんじゃないかと。


私はこういう村の行事は好きですし、おつきあいのお金を出すのも嫌ではないんです。
でも、今年は七福神の行列を見た瞬間、そんな気分になってしまいました。
それはたぶん、七福神に扮した若い衆が、たらたらだらだら歩いていたから。
こんな神サンにお賽銭あげたくない! 素のまんまくっちゃべってんじゃねーよ! ぷんぷん!
お願いやから、御利益のありそうな顔して歩いて下さい……。
だって、なんとなくうすっぺらいんだもの……態度が。


そういえば、私の小さい頃は、村の神社とは関係なく、どこからかやってくる門付けの獅子舞がいてて、頭を噛んでもらった記憶があります。
見知らぬ人を家にいれるわけですから、恐ろしくもあり(入れた母親も確か「な変に断ったらなにされるかわからん」みたいなニュアンスのことをつぶやいていた)、それでいて神サンが訪れてくれるありがたみもなぜかちゃんとあったようにも思います。
真剣味の違いかな?


そしてどんどん話がそれていきますが、最近流行のセキュリティタウン。
機械警備と警備員に守られた街。
新聞記事などによりますと、さらにタウン内のコミュニティ活動が重要とのことですが、この街のありようは、私にとって、うちのムラの昔のありようを彷彿とさせます。(直接知ってるわけではもちろんありませんが)
古地図を見ると、ムラの出入り口に木戸と番屋があります。番屋で番をしていたのは、ムラで雇った人だったそうです。
ヨソモノが入るのに手続きがいるのもセキュリティタウンの特徴とすると。
ほら、機械警備以外はそっくり(笑)。
いろんな事情でムラを出て行った方々が、商品としてのそういう街を購入するのも面白い現象です。
違いといえば、今は勤め先がみな違うということでしょうかね。

実はこれがポイントだったりして(笑)。


木戸を通ってムラに入るわけですから、獅子舞や御師や置薬のような旅回りの人が入るには、それなりの手続きがあったんだろうな、と思ったり。


今市子の「百鬼夜行抄」で、小妖怪の
「一定の手続きなしには人間の家に入れない」
という趣旨のセリフがあります。
妖怪だの異形だのは擬人化された自然現象でなければ、象徴化されたヨソモノであり黒船であると思います。
そして、福をもたらすこともあれば、災いをもたらすこともある。
門付けを家に入れるのは、福であったり(祝福してもらうとちょっとシアワセ)、災いであったり(ちょっと迷惑)します。


大阪がシャープの工場を誘致したのも、まさに手続きをとって外から呼び入れたわけですが、今のところ御利益が期待されています。
イベント誘致とかもそうですよね。
反面、いつまでも続く御利益というのもないわけですが、同じことなら福になるように、と祈り努力しながら手続きをする。


それが禍福どちらに転ぶかは、今年の私のようにちょっとした心の持ちようとか、相手の態度の如何とか、その他さまざまな要素で不可抗力的に(自分の努力は一つの要因ではあるが、限定要因になるかどうかはわからない)変わってしまう。

オモロイもんだな、というあたりでとりとめのない文を終えます。

願わくばよい年でありますように!

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おさるのお家 - えべっさん (2008年1月10日 23:40)


えべっさんインテリア
漆喰の壁になかなか合う!?

武水しぎのさんの記事でもありましたが、
関西では本日、10日の 本戎 です。

勤めている頃は、今時こんな儀式?と営業が買うのを見てたんですが・・・
フリーで細々とするようになって、
縁起かつぎ  の... 続きを読む

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これも新年の始まりにふさわしい話題をありがとうございます。考えてみれば、大家さんも 呼び入れるのが重要な仕事であり、基本的には家賃をもたらすお客も、運が悪ければ”禍つ神”のようなクレーマ借家人を招く危険もあるのだから、呼びいれには慎重な注意が必要なのですね。結界とも言うべきホームセキュリティは、我が家も入れております。(セ*ム)出張などで不在にすることが多いので、安心です。一度、家族が誤って作動させ、海外へ電話がかかってきたことがあります。感心しましたが、ローミングなので海外への転送料は、こちらもちなので、これは困りました。

>大家さんも 呼び入れるのが重要な仕事であり、……ホントだ。確かにきちんと儀式(審査)をふんでも、ときどき禍はありますねぇ。。。最近はいいお札(保証会社)ができたのがちょっと助かります。何にでも効く、というわけにはいきませんが(笑)。>海外への転送料は、こちらもちなので……それは大変でいたね。でも本当に賊でなくて、笑い話にできるのでよかったですよね。

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このページは、が2008年1月10日 13:10に書いたブログ記事です。

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