防音対策のためのお部屋の選び方

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自分の出す音をあまり気にせずに生活したい。
静かな部屋で暮らしたい。

そんなあなたのための物件の選び方です。「大家さんのお部屋選び」で簡単に紹介しましたが、このページではより詳しく紹介していきたいと思います。

物件の構造
 一般的に遮音の性能は、コンクリート造(RC、SRC、PC)>鉄骨造(S)≒ALC造(気泡コンクリート)≒木造となります。
ただし、個別の建物の特製により例外もあります。
木造より鉄骨のほうが遮音性がいいように感じますが、柱の材質が違うだけで後の造りは同じですから大差ありません。
ともあれ、確率的にコンクリート造の建物の方が遮音性が高いということは確かです。
外階段と内階段(共用廊下と階段室)
 部屋への入り方には
☆外階段またはエレベーターを上り、共用廊下を経て玄関へ入る場合
☆内階段を上り、玄関に入る場合
があります。
外階段式の場合、共用廊下に面した部屋は、廊下の音が窓から聞こえますし、人の歩く気配もわかります。
内階段式の場合は、部屋が共用部に接しているのは、バルコニーと玄関だけです。バルコニーは事実上入居者が占有してますので、普段他人と接する部分は玄関だけになります。厳密には階段室に接している部分がありますが、そこには窓はありませんし、洗面・風呂などが割り当てられるケースが多いです。
物件を見に行けばどちらの形式かはすぐにわかりますが、図面での見分け方としては玄関に注目してください。
内階段式の場合、玄関は窓やバルコニーとは異なる直線上にあり、回りを部屋に囲まれています。
共用廊下型間取 外階段式の場合、玄関は窓やバルコニーのある直線上にあります。
ただし、内階段式にはエレベーターがありません。 比較的築年数の古い鉄筋コンクリート物件に多い形式です。また、木造・鉄骨のハイツでは新築にもみられます。
間取り
隣の部屋との配置の問題です。居室同士ができるだけ接しないように配慮してある物件があります。隣の部屋と接するところには、風呂、洗面、台所などを持ってきてあります。
内見の際に、隣の部屋の間取りを聞いてみましょう。
間仕切り壁と構造壁
部屋と部屋とを区切る壁には、間仕切り壁と構造壁があります。一般的に構造壁の方が遮音性が高いです。間仕切壁の場合は、壁の内部の断熱材や防音材に依存しますが、それを確かめるのは困難です。
いずれも表面仕上げは石膏ボードにクロス張りのことが多く、叩いただけでは分かりにくいので、業者に尋ねて見ましょう。
床の素材
ちかごろ流行のフローリング。防音の面からはよい素材とは言えません。と、いうのは下の部屋へ床衝撃音が伝わりやすいからです。防音フローリングというのもありますが、賃貸住宅で採用されているのはまれです。
対して、CF(クッションフロア)、畳、カーペットなどの部屋はフローリングほどには床衝撃音を伝えません。
静かな部屋を求める場合は、上階の床の仕様を聞いてみましょう。
なお、物件によっては「フローリング調クッションフロア」を「フローリング」と表記している場合もあります。
窓も音の出入り口としては、大きなウェイトを占めます。二重窓になっていれば当然防音性能はよくなります。分譲賃貸では二重窓も増えてきたので狙い目です。
また、雨戸のある物件もサッシのみより静かです。
最上階あるいは1階の角部屋
隣の部屋が少ないほど騒音源、あるいは迷惑をかける先が少なくてすみます。
そういうわけで狙い目が最上階あるいは1階の角部屋。
床衝撃音は上階から下階へ伝わりますので、静かな部屋を求める場合は最上階、ついつい足音を立ててしまい勝ちなどの場合は1階がお勧めです。
デメリットは双方ともに窃盗等の被害にあう確率が増えること。
戸建・メゾネット・長屋(連棟)
戸建の場合は当然、上下隣の音をあまり気にしなくてすみます。
メゾネットや長屋の場合も上下の音に関してはノープロブレム。
通常のマンション・アパートに比べてかなり気軽な生活ができます。
かといって、ご近所への心配りが必要ないわけではないので、そのあたりは互いに思いやりの気持ちを持って対応しましょう。
分譲賃貸
分譲マンションの部屋を賃貸に出している分譲賃貸。同時期に建設されたものであれば、一般的に賃貸専用物件よりグレードが高く、防音性能も優れています。
管理組合が存在し、互いへの配慮もなされます。もちろん自分が快適に暮らすためには、賃借人といえども管理規約をきちんと守って暮らす必要があります。
音大近辺・楽器可物件
音大周辺には、楽器演奏OKの物件が散在しています。こういった物件は防音性能が優れていることが期待できます。ただし、楽器使用の部屋を限定されている場合は、その他の居室は普通の部屋ということですので確認を。
周辺環境
静かに暮らすには周辺環境も大事です。大きな道路に面している、鉄道の横だとかは確かにうるさいわけで。実際、賃貸住宅は道1本ほど奥にあることが多いものです。
では田んぼの中の物件はどうでしょう。確かに建物の周りは静かなのですが、その分、周りがうるさいところでは気にならなかった音までが聞こえてくるわけで。
ほどほどに生活音のあるところが意外と気楽な面もあるようです。

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このブログ記事について

このページは、が2007年5月 9日 22:47に書いたブログ記事です。

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