おまけよりも割引してほしい

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おまけより割引してほしい—値ごろ感の経済心理学
おまけより割引してほしい—値ごろ感の経済心理学



あんまり「住い」じゃないけど、読んで面白かったので。
経済心理の本。
お得感、値ごろ感はどうやって生まれるかを説明した本でした。
印象に残ったのは、
「自動車販売は最初にフル装備を見せる」
設備の劣るものを後から見せると、いくら安くなるとはいえ、喪失感があるそうで。
なんか賃貸にもいえそう……。



あと、消費者のワンストップ志向。
私は家主直接運営のホームページの作成会、そのリンク・検索サイトの運営に参加してたりしますが、家主の直接募集がポピュラーになるとは、全く考えていません。
これは「ワンストップ」で説明できます。



賃貸はいろいろな物件を比較検討して、最後は指名買い(借り)です。
物が住まいだけに、スペック情報だけで即決する人は非常に少なく、実物を見て検討することになります。(例外は新築建設中の入居決定)

この比較検討をするのに、家主直だと、消費者の手間はすごく増えるーーつまり損なんですよね。仲介料が無料になったぐらいじゃ見合わない。

また受ける家主側は、売上高はともかく、組織的には零細もイイとこですから、どうしても対応スキルには幅ができる。つまりは当たり外れが大きいわけで、これも大きなリスクになります。
仲介業者さんを利用すると、効率よく比較検討できる上に、成果報酬です。これはいいですよ、やっぱり。
仲介業も大企業は少なく、職員の流動率が大きいですから、当たり外れはあるのですが、「宅建業」というしばりがあるぶんはリスク回避が担保されます。



この5年ぐらいで、家主と借主の直接取引の仕組みを立ち上げよう、というサイトが生まれてはことごとく潰れていきました。
今でも新しいサイトは生まれてますが、まだ成功例はありません。
この借主の手間、部分の解決には「弊社がお手伝い」あるいは「専門家を紹介」としていることが多いのですが、従来の仲介業との優位をだせるでしょうか??



じゃ、なんで私が家主自身の賃貸情報発信をすすめるか。
それは自分の中では、メーカーが自分の商品情報を発信するのに似ています。
自ら小売をせんならんこともないのです(対応スキルをつけたいとは思いますが)。



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がんばる家主の賃貸情報! - 部屋探しのWeb2.0化 (2007年7月23日 13:49)

引用元部屋探しがWeb2.0に対応すればいいのにhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/05/news079.html引用:----------------------------------------------------------------------部屋探しがWeb2.0に対応すればいいのに引っ越ししようと不動産仲介業者を回ったのだが、たいしたサービスもないのに何万円もの仲介手数料を取られてあ然とした。不動産仲介業は、情報の非対称性が利益の源泉。ネットの力で情報がオープンになれば、効率のいい部屋探しができるのに、と思った。2007年02月05日 19時58分 更新--略--ところで記者はこの春に引っ越しをしようと思って不動産仲介業者を回った。限られた時間の中、数件回って相談したのだが、多くの業者はインターネットで公開されているサイトで条件検索し、物件の有無を電話確認していた。 「これなら家からできるじゃないか」——そう思って家からネット検索し、めぼしい物件を探したが、簡単な間取り図や大まかな場所だけでは住み心地は分からないし、空室がまだ残っているかも分からない。また、空室確認や内見の申し込みをするには不動産仲介業者に連絡を取るしかないため、結局また業者の門を叩き、高い手数料に涙しながら仲介を頼むことになった。 家賃は月々何万円もする高い買い物だ。だが多くの場合、契約を決める前に迷う時間はそれほどないし、十分な事前情報も得られない。不動産屋に「早く決めないとなくなりますよ」と言われて焦って契約し、後悔したという話もよく聞く。 不動産仲介業の商売は、顧客が持っていない情報を持っているからこそ成り立っている。間取りや駅からの距離、周辺の利便性、その家が空室かどうか、相場と比べて高いのか安いのか、近いうちに埋まってしまいそうかどうか、大家さんの連絡先——これらの情報が、仲介業者の利益の源泉だろう。 こういった情報がすべてネット上でオープンになっていれば、ユーザーは不動産仲介業者を訪ねることなく、直接物件を探せるのではないだろうか。例えば物件情報にトラックバックでき、実際に住んだことがある人が詳細な間取りや住み心地、騒音の程度を書き込めたり、内見に行った人が日当たりや周囲の様子を書き込んだりできれば、急な物件探しでも失敗するリスクを軽減できるだろう。また、中小の大家さんでも参加できるような賃貸住宅のマーケットプレイスがネット上にあり、大家さんと借り主が直接連絡が取れれば、仲介業者を頼る必要がなくなり、お互いのコストカットにつながるだろう。 「不動産業界にもWeb2.0の波が到来すればいいのに」——家賃1カ月分というばかに高い仲介手数料の見積もりを見ながら、そんなことを思った。[岡田有花,ITmedia]----------------------------------------------------------------------引用終わりこのような記事を見つけました。私達がサイトで取り組んでいることは「仲介業者さんを抜いて直接取引き」ではなく、あくまでも貸主による物件情報発信です。この記事の中にあるように、貸主自ら情報を発信だけではなく、借り主さんからの情報も加われば、双方にとってメリットが生まれると思います。 続きを読む

コメント(2)

なるほど、ですね。説得力ありますね。>仲介業者さんを利用すると、効率よく比較検討できる上>に、成果報酬です。これはいいですよ、やっぱり。>仲介業も大企業は少なく、職員の流動率が大きいですか>ら、当たり外れはあるのですが、「宅建業」というしばり>があるぶんはリスク回避が担保されます。しぎのさんのコメントで「おまけより割引してほしい—値ごろ感の経済心理学」を購入することにしました。さっそく、この本の効果が出ているのではないですか。しぎのさんの物件サイトを見てみたいです。(笑)P.S私も紹介サイトを作っていますが、その目的はちょっとちがうかなぁ。大家の想いを伝えることが主な理由です。

postboyさん、コメントありがとうございます。ちょっとくどいとこもありましたけど、面白かったですよ〜。心理学ぽいのは好きです。>大家の想いを伝えることが主な理由です。これなんですよ!直販しないメーカーだって、想いを伝えるために消費者向けのサイト持ってたりしますでしょう。でもストレートに「想い」といっちゃうとちょっと重たい気がして。ようするに照れくさい。仲介業者さんにはその「想い」を上手く使ってやってもらえたら幸せです〜。

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このページは、が2007年2月 8日 22:51に書いたブログ記事です。

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